ヘキサグリッド接続規則
状態: 設計中
関連: スキル構築システム / ストリームモデル / オーグメントカタログ / 実行モデル
装備中の武器現物が一つの有限盤面を持つ。盤面は1〜3個のスキル専用枠、通常の六角セル、任意の固定オーグメントセルで構成する。オーグメントは空いている通常セルへ1枚ずつ置く。
武器は通常攻撃と盤面テンプレートを定義する。通常攻撃は盤面評価を通らず、装着されたアクティブスキルだけが盤面を利用する。武器を切り替えた場合は、その武器現物が保持している盤面配置へ切り替える。
盤面テンプレートは次の値を持つ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CellMask | 使用可能な軸座標の集合 |
| SkillSlots | スキル専用枠の座標、操作枠、初期出力辺 |
| FixedAugments | 固定オーグメントのID、座標、回転値 |
| BoardTags | 回廊型、広間型、環状型、遺物型などの表示用分類 |
スキル専用枠は接続計算上の起点座標として扱う。スキルの出力ポートと隣接する六角セルの入力ポートを接続する。空のスキル枠は出力を持たず、通常セルとしても使えない。
盤面テンプレート
Section titled “盤面テンプレート”初期検証では次の四系統を基準にする。セル数にはスキル枠と固定セルを含む。
| 系統 | セル数 | スキル枠 | 固定セル | 検証する構築 |
|---|---|---|---|---|
| 回廊型 | 17 | 1 | 0 | 長い直列、距離参照、横幅不足 |
| 広間型 | 25 | 1 | 0 | 高い配置自由度、一スキルへの集中 |
| 環状型 | 19 | 2 | 0 | 経路共有、合流、有限循環 |
| 遺物型 | 19 | 2 | 1以上 | 固定効果を経由する経路設計 |
テンプレート間の強さは総セル数だけで比較しない。通常攻撃性能、スキル枠数、各枠から到達しやすいセル数、経路のくびれ、固定オーグメントの利点と制約を合わせて調整する。
スキル枠と共有経路
Section titled “スキル枠と共有経路”- 一つのスキル現物は一つのスキル枠だけを占有する。
- 同種スキルを複数枠へ装着できる。
- スキルごとに操作入力と再使用時間を持ち、実行マナは共有する。
- 一つの通常セルまたは固定オーグメントへ、複数のスキル枠から到達できる。
- 共有されたオーグメントは、発動したスキルのストリームごとに独立して評価する。
- 異なる手動発動から生じたストリームは同期グループを共有せず、同時刻に到着しても自動合流しない。
固定オーグメント
Section titled “固定オーグメント”固定オーグメントは盤面テンプレートが所有し、プレイヤーの所持数を消費しない。位置と回転値は変更できず、取り外しや上書きもできない。入出力、強度消費、マナ消費、変換処理は同名の通常オーグメントと同じ規則を使える。
武器固有処理が必要な場合も、可能な限り通常オーグメントと同じデータ形式で定義し、FixedOnlyタグで報酬プールから除外する。
セル位置は軸座標 q、r で表す。隣接する六方向を時計回りに0〜5とし、反対辺は次式で求める。
opposite(edge) = (edge + 3) mod 6画面上で方向0をどこへ向けるかはUI仕様。保存データでは盤面の見た目に依存せず0〜5を使う。
ローカルポートと回転
Section titled “ローカルポートと回転”各オーグメントはローカル座標上に入力ポートと出力規則を持つ。回転値は0〜5で、ローカル辺を盤面上の辺へ写す。
worldEdge = (localEdge + rotation) mod 6回転対称のタイルは、回転しても接続結果が変わらない。非対称タイルと合流型は回転によって入力ポートと出力方向が変わる。
入力が盤面上の辺 i から入ったとき、反対辺を直進方向とする。相対出力 r の盤面上の辺は次式で求める。
forward = (i + 3) mod 6output = (forward + r) mod 6| 名前 | r |
|---|---|
| 左60度 | −1 |
| 直進 | 0 |
| 右60度 | +1 |
| 右120度 | +2 |
| 反転 | +3 |
三叉の相対出力集合は −1、0、+1。入力ポートが複数ある場合は、到着した入力ごとに同じ相対計算を行う。
隣接セル間の接続は次の条件をすべて満たす必要がある。
- 出力元が対象セルと接する辺へ出力する。
- 対象タイルが反対辺に有効な入力ポートを持つ。
- 出力型が入力型と一致する。
- 入力の伝播強度が最低必要値を満たす。
- 合流型の場合は同じ同期グループの必須入力が揃う。
条件を満たさない出力は対象タイルへ入らない。出力型が終端可能なら生成要求になり、EventやPowerなど終端不能な型は未使用として破棄する。
変換型への複数入力
Section titled “変換型への複数入力”変換型は、対応する入力ポートへ届いたストリームを一つずつ処理する。
三叉へ二入力が届いた場合、各入力から最大三出力を作る。同じ出力辺に重なる結果があっても、自動融合せず独立ストリームとして次のセルへ渡す。
一つの入力から作られた出力群は同じ分配処理に属する。別入力の強度やCountと混ぜてから分配しない。
合流型は固定された複数入力ポートを持つ。必要入力が同じ同期グループで揃うと一度だけ処理する。
収束を回転すると、二つの入力辺と一つの出力辺が一緒に回転する。経路オーグメントを使って入力を指定辺へ導くことが配置パズルになる。
後続タイルへ接続されなかったProjectileとAreaの出力は終端となる。終端ごとにSpawn Requestを作る。
同じ辺へ複数ストリームが到達した場合も、終端は別々に作る。Countを持つ一ストリームだけが一つのSpawn Request内で複数個へ展開される。
出力が以前に通過したタイルへ戻る到達可能経路を循環とする。外部入力がない閉路は実行されない。
循環は許可するが、1周ごとに伝播強度または共有実行マナが減少しなければならない。正味コスト0以下で継続できる循環は適用不可。
適用前に次を確認する。
- コアから到達できないタイル
- 接続先のない終端不能型
- 型不一致
- 合流型の不足入力
- 強度不足で停止する位置
- 到達可能な循環と予測周回数
- 生成数と安全上限
不成立盤面は下書き保存できる。適用失敗時は直前の成立盤面を維持する。